blog We Shall Overcome その歌は誰のものか Author Taro Kijima Date 2021年9月8日 時に黒人霊歌の代表のようにさえ言われる楽曲、「We Shall Overcome」。 ボブ・ディラン、ピート・シーガー、ダイアナ・ロス、ジョーン・バエズなど、名だたるアーティストによって歌われ、キング牧師の ”I hav
blog パーカッショニスト佐藤由と「大ザル」の記憶(DUCジブリメドレーアレンジノート) Author Taro Kijima Date 2021年6月19日 ヤマハドラムのエンドーザーでもあり、今や日本を代表するラテンバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のメンバーともなった佐藤由。彼との出会いはもう15年以上前になると思う。 僕のボーカルの生徒が自分で渋谷の小さなライブハウスを
blog “United Dreamers” 23年を超えた友人との作品。 Author Taro Kijima Date 2021年6月13日 DUCの4thアルバムは間違いなく僕のここまでの人生の集大成だ。歌詞においても、メロディーとアレンジにおいても、迎えた仲間においても。そして何より、そうやって作ってきたものを、DUCという超個性の集団に今日まで信じてもら
blog 怒りの叫びか黒人史のダイジェストか Sounds Of Blackness “Time For Reparation” Author Taro Kijima Date 2021年6月11日 Sounds Of Blackness が活動が制限されるコロナ禍の中で新曲を発表した。Black Lives Matter 運動に連結する強烈な内容の一曲だ。シェアさせてもらうにあたりチャンネルのスタッフに加えてもらい
blog それは小瓶のコレクション棚 Author Taro Kijima Date 2021年5月30日 大学で教え始めてつくづく思うのは、学生からの質問に答えてゆくことが一つ一つ、自分の言葉という財産になってゆくこと。 音楽を作り出すときには自分の中で「その答えの海の中を泳いではいる」ので水の存在をさして意識
blog DUC “Still Alive” 危機を超えて Author Taro Kijima Date 2021年5月22日 コロナ禍の中、「Still Alive」 と名付けたDUCのライブが終わった。タイトルの意味は「まだ生きている」だ。僕は、人類が存亡を危ぶまれるほどの危機がそう遠くなくやってくることはある程度予想もしていたし、している。
blog 「モモ」、そして僕はワンダーランドに入ったきり。 Author Taro Kijima Date 2021年2月5日 木島タロー 国立音楽大学講師(合唱) 米海軍契約ゴスペルミュージシャン Dreamers Union Choir ディレクター 一般社団法人パワーコーラス協会代表理事 ミヒャエル・エンデの「モモ」に出会ったのは小5
blog 「良い一年だった」の思いに嘘なし – 音大講師1年目 Author Taro Kijima Date 2020年12月24日 楽しくない合唱なんかになんの意味がある。授業としての合唱だって同じだ。 合唱は、表現力、発声、理論、指導法の総合学習だ。少なくとも僕は、大学で最も楽しく最もためになる授業を展開する予定でこの教壇に立った。総括する。 大学
blog, ゴスペルトーク 「キリスト降誕場面像」は「優れたフィクション」。 Author Taro Kijima Date 2020年12月11日 この時期になるとあちこちでみられる置物や絵画の情景、ネイティビティ・シーン(Nativity Scene)、日本語で「降誕場面」と呼びます。 家畜小屋にイエスの父ヨセフと母マリア。飼い葉桶に新生児のイエスが寝ており、「東