国立音大・合唱講師拝命のご報告(まあ予定通り新学期が始まればですが..)

もし本当にコロナウイルスの件が落ち着いて4月に新学期が始まれば、そこから、母校である国立音楽大学の合唱講師を務めさせていただくことになった。

一つは教育科の必修授業としての合唱、中身は当然パワーコーラス。 もう一つはなんと、非常勤講師の身だが、後期にパワーコーラスの専門ゼミを持たせていただく。

 伝統と栄誉があり、特に今に至るまで「歌の国立」とまで呼ばれる大学での仕事の場を持てることは心より光栄で、責任は重い。

 この音楽が、学生が最高学府で学ぶ価値のあるものだという評価をいただいということであり、感慨深い。


 音大での必修授業としてこの音楽を行うのは奇妙なことと思う方もあるかもしれないが、パワーコーラスのスタイルは、黒人霊歌やゴスペルなど、生活の中で「人が生き抜くための歌」として成長し成熟したものであり、宗教の枠さえ超えれば(そしてゴスペルという荘厳な単語の誤用さえなくなれば)必ず日本の青少年教育、および生涯教育の現場で必要とされるものになる。

また前回の記事でも書いた通り、コーラスは生物学的にさえ人の命をつなぐ。コーラス指導の仕事は、人類の未来さえつなぐ役割を果たすものだと、僕自身は考えている。


 ここから将来この「命のコーラス」を指導できる学生が育つことを念頭に置きつつ、そのためにも継続して教鞭を取らせていただけるよう、また、先輩たちの名を汚さぬよう、尽力する所存だ。


 DUCというアートの場、地域コミュニティのクワイアーという草の根活動の場、加えて、大学というアカデミックな場。与えられた機会に感謝しつつ、この音楽の感動を加速してゆく。

関係各位、引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

Taro_at_国立音大Good2

 

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