今朝の、泣いた夢のメモ。

今朝のこと。

夢の中で、僕は床にうずくまってわんわん泣いた。隣に娘がいて、僕が泣くのを見ていた。
場所は、とても小さい時に僕が通った保育園だった。保育園といっても、夜勤をする看護師がこどもを預けるための、「夜の保育園」で、とても古い木造の平屋で、布団に寝て電灯が消えると、下水が悪いのか掃除不足なのか、なんとなく小便臭かった。精神病院のそばに立っていて、すべてのまどに鉄格子のかかった病院の冷たい建物も、すこし怖かった。
とても心細かったけど、他のこども達もそばで寝ているから、寝ることができた。

夢の中では、その保育園に今も何人ものこどもが通っていた。大人の僕は彼らに、「この建物、冬は寒いだろう?」と声をかけた。彼らはうん、と頷いた。彼らが身を寄せ合って寝るのを知っていた。
僕は、多分4歳か5歳の頃の記憶である建物の間取りを一つ一つ思い出しながら歩き、鮮明に蘇る記憶に震えた。
建物の玄関で僕を見上げている娘に、「パパは小さい時、ここで夜眠ったんだよ。とても寒くて、臭くて、寂しかったんだ。」と話しかけ、その場でうずくまって声を上げて泣いた。
 母は、女手ひとり、僕をまともに育てようと必死だった。なにも恨めしく思ってなどいない。が、僕が母の本当の苦労を知らないのと同じく、4歳の僕がその幼心に何を体験したか母は知らないだろう。世界は不安で孤独だった。だから僕はそれを補うために行動するこどもに育った。
 友人や音楽が人生を切り開いてくれるまで、僕は荒れ狂っていた。

「君はもう大丈夫。」泣きやんだ僕は、そう娘に語りかけることで、僕の中で孤独に震えている4歳の僕に語りかけている。

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