ある年、これから合唱を学ぶことになる音楽大学の学生100名にアンケートを取ると、自分の歌声が好きだ、という学生は4分の1にとどまりました。
学生たちに聞くと、彼らが声について学校でとてもおかしなことを教わってきていることを知ることになります。
頭に当てるのが正しい声で、喉に力が入るのは間違った声で、口から大きく息を吸って、極限まで口を開けて…
どれも、声の成長の助けには一切ならず、時には危険でさえある考え方です。
ウグイスやゴリラやイルカなど、歌うと言われている全ての動物が持っているように、人間も皆、すばらしい発声器官を持っています。
本来私たちは自分の持っているすばらしい声を発揮するために、「すでに持っているものを揺さぶり起こせばいいだけ」なのですが、それが眠ってしまっています。
6色発声とは:
人間に声を出させる、多くの人が漠然と「のど」だと思っている期間には、実はさまざまな筋肉があって発声を可能にしています。ですが、人それぞれに、さまざまな理由によってそれらの筋肉のうちのどれかが不活発になっています。
それらの一つ一つの筋肉を揺さぶり起こすわかりやすい方法を知り、自分に必要な1日に数分の練習を割り出して自分に与えるのが「6色発声」です。
1世紀近く前のドイツの伝説の音声解剖学者、フレデリック・フースラーがまとめた声についての研究から6つの声配置(アンザッツ)についての理論を抜き出し、わかりやすくシステム化したものです。
実際に2ヶ月の訓練を経た学生の変化がこちらです。
声に加え服装や髪型も違うためわかりにくいかもしれませんが、同じ人物です。
https://youtube.com/shorts/YKSw6JhSTBU?feature=share
一回のセミナーの中でも、ただ自分の声についての理解が進むことで変化が現れます。
学習のためのテキストが準備され、参加者の方々は自分の声について多くの知見を得ていただくことになります。
講師:木島タロー
国立音楽大学合唱講師/米国海軍契約教会ミュージシャン
米軍基地内のいわゆる”黒人教会”で長くゴスペルミュージックの演奏、指揮をつとめる。Dreamers Union Choir(DUC) を率いて、John Lennon Songwriting Contest (ニューヨーク)入賞、ローマ教皇来日オフィシャルテーマソング歌唱、TBS「バナナマンのせっかくグルメ」「千鳥のかいつまんで教えてほしいんじゃ」「ベスコングルメ」各主題歌を歌唱、全国ハモネプリーグ2019総合3位(アレンジ満点)などの実績を重ねる。その他にも、Exile、光永亮太、TVCM(ショップチャンネル、スマ婚/ベッキー主演)のコーラスアレンジやコーラス指揮など。著書は「歌って生き抜け命のコーラス」。
自分の声がたどってきた道を知り、これらからの自分の声の育て方を知る、6色発声講座
at 八尾市グレース大聖堂
2022/11/19 (土)
夜、ゴスペルワークショップがあります。
【講座内容】
(各部とも休憩を含む)
第一部_10:30-12:30:
総論目の覚めるような発声の科学「6色発声」の基礎を知ります。
第二部_13:30-15:30:
実践個別の事例を素材に自分の声への応用を身につけます。
第三部_15:30-17:30:
パワーコーラス歌での体験”歌の得意な方も、そうでない方もコーラスを素材に自分の声の力を体験します。
【受講料】
講座は三部制です。お好みの受講コースをお選びください。
・全3部受講(10:30-17:30) 9,000円(税込)
・全3部中1部、もしくは2部 8,000円(税込)
【教材】テキスト1冊・当日手渡し
【会場】グレース大聖堂
大阪府八尾市東山本新町1-15
近鉄大阪線 山本駅または高安駅から徒歩10分
※会場は昭和中期から地域に根付くキリスト教会のチャペルであり、統一教会などのカルト団体とは一切関わりありません。
【その他】
※受付は講座開始15分前より開始いたします。
※当日はスマートフォンなどで購入がわかる画面をご提示ください。
【主催】