“Strength” by John P. Kee (1997)

2015年3月28日に行われた、Power Chorus のフラッグシップチーム、Dreamers Union Choir のライブより、90年代ゴスペルの代表曲のひとつ、Strengthの動画です。

 「神様は素晴らしいお方」「神様を賛美しよう」「ハレルヤ・ハレルヤ」、それらの言葉を繰り返す楽曲を、ゴスペルの中でも、Praise & Worship Songつまり、賛美と礼拝の歌、と言います。シンプルさ故に日本でも流行っています。
 しかし、Power Chorus では、そのような楽曲をゴスペルグループほどには頻繁に取り上げて歌いません。

 これらの言葉を本当の意味で理解し、その言葉を繰り返す事によって興奮し、その言葉を聞きたくてやってくるリスナーとその興奮を分かち合う事、それは、それを神事として行なうクリスチャンたちのための機会だからです。

 ゴスペルの現場である教会で黒人のクリスチャンたちがそれを全身全霊行なうのを実際に見たら、どんなシンガーも、それのまねごとを一生やってゆこうなどと思わなくなるでしょう。

 Power Chorus では、ゴスペルを歌うとき、その音楽が魂を持ったものであるために、その選曲には傾向があるのです。

 聖書の言葉に基づき、人が生きる強さ、今を生き抜き今とは違う自分になってゆく事を後押しする楽曲を、ゴスペルの中でも特にインスピレーショナルと呼ぶことがあります。これらの楽曲が、Power Chorus で頻度多く取り上げる楽曲となっています。

 

 

用語:黒人教会

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 スクリーンショット 2015-03-03 10.46.05黒人教会(Black church)という教会はオフィシャルには存在しません。

どの教会も、自分たちが黒人のための教会だと名乗ってはいないためです。

ただし、19世紀初頭のアメリカ最初の黒人のみによる教会は、「アフリカンメソジスト」と名乗りました。アフリカ人が入っていたわけではなく、当時の黒人たちが自分たちの人種をアフリカンである、と認識していたためであり、明らかに黒人による黒人のための教会であることを示した名前でした。

時代の流れとともに、黒人教会が黒人だけの教会である必要はなくなりましたが、黒人の会衆が慣れ親しんだスタイルは存在しています。

現在では、ゴスペル教会、ゴスペル礼拝、と言った言い方や、黒人教会スタイルで知られる宗派の名前(COGIC, Potter’s House など)を直接挙げることで話します。

冗談めかして教会の人々が自分で黒人教会と口にすることはあるのですが、よほど内実がわからない限り英語ではこの言葉の使用は避けておくほうが賢明です。

Power Chorus では、可能な限り、「いわゆる黒人教会」と表現します。